金庫のない旅館やホテルってどういうつもりなの?

夫の会社の福利厚生を利用して、会社の保養所や提携ホテル、旅館などをよく利用しています。夫の会社は財団法人なので、給料はそれ程でもありませんが、福利厚生は充実しているほうだと思います。でも昨年利用した千葉の海沿いにある民宿は、お安かったですがもう利用することはないと思います。

千葉の勝浦にある民宿だったのですが、夏まっさかりだというのに、その時の宿泊客は私たち家族だけでした。駐車場から民宿の敷地に入ってすぐ、緑色の小さなアマガエルを足元に見つけ、可愛らしい歓迎に感激したのも束の間、民宿の入口には、大量の蚊取り線香の容器が。案内されたお部屋にはしっかりエアコンもついていたので良かったのですが、廊下にある開け放たれた窓には網戸がなかったり、網戸に穴が開いていて、全く役に立っていませんでした。民宿をきりもりしているのはおばあさんお1人で、網戸は修繕できるということを、ご存知ないのかもしれません。廊下に蚊がいっぱいいるので、私たちの部屋の中にも入ってきてしまい、結局私たちの部屋も蚊取り線香を手放せませんでした。

部屋に置かれているテレビは、昔懐かしいガチャガチャとチャンネルをひねって替えるタイプ。実際に使っていませんが、あれで地上波デジタルが見られたのか、謎です。お料理はみょうがやナスなど、大人には喜ばれるヘルシーなものばかりでしたが、子どもの口には全く合いませんでした。

各部屋の入口はふすまで、部屋の鍵なんてありません。それなのに、金庫すらないというのがきわめつけです。金庫のない宿泊施設は他でも経験があり、金庫のない旅館やホテルってどういうつもりなのだろうと不思議に思っていましたが、部屋の鍵すらないのに金庫もないとは、この民宿の防犯意識のなさは、尋常じゃないと思いました。オーナーのおばあさんの人柄、お料理は私は気に入りましたが、宿泊施設としてはありえないので、リピートはありません。